エリザベスカラー HAG-rが技術検品開始をした理由
Q このような形でエリザベスカラーを技術検品をしています
この商品は検品しなくても評価4.4いただけます。バイヤーの立場では普通は目視検品しかしません。しかし、特定のサイズ、その中のサイズ調整の一部で大げさに言うと確実にというレベルで不良品(やんちゃ品から修羅、羅将と呼んでいるものまであり)が出るという事が分かり、できる事からべストを尽くしてみようと技術検品が始まりました。
Q 何故、それまで検品しなくても評価が高かったのか?
円が歪む見栄えだけの問題だけでなく、実はこの商品では表と裏で一応は機能性があるのでHAG-rでは正しい表で使える状態でお届けしたいという事も技術検品の大きな理由の1つです。商品の特徴、機能なので、HAG-rではここで不良品という判断を決定づけた所があります。
★★★ここに修羅動画★★★
Q 『修羅』この動画の状態でもまさかの高評価4.4
修羅、羅将レベルの商品が1万個の在庫が届いた時、気が遠くなり失神しそうになりました。HAG-rは当時でも日本一このタイプのエリザベスカラーを流通させており世界でも有数の実力があるバイヤーでしたが、当時1年の時間をかけて粘り強く我慢しながら交渉いたしました。しかしある心ない工場では「文句を言っているのはあなただけ」という対応を取られたものです。生産の工程を丁寧にして2週間が4週間と倍の時間を要したら倍の人件費が発生します。生産工場も評価が悪くない商品に経費を投入するのは利益に反しますので理解できる面はあります。しかし、それは高評価が原因で不良が改善されないという不条理な現実でした。ですのでMサイズとXLサイズのボタン3点留めで困られたお客様のことを(高評価が故の)犠牲者という表現にしました。
それは特別なサイズ調整箇所ではなく、商品的には必須で必要なサイズ調整箇所なんですよね汗。ありがたく、お客様から「アレルギーで一年中エリザベスカラーが必要ですが負担が少ないからとても良いです!」と褒められて、「傷口を舐められないから御社のカラー内側をペロペロ舐めて我慢してますよ♪」とお聞きして、エリザベスカラーは避妊や去勢手術後の1週間だけに使われるというわけではなく、人によっては1年中、毎日というレベルで必要とされている事も技術検品の後押しをいただきました。
Q HAG-rの原点は図工の時間
HAG-r(代表の)はお父さんが図工の先生でした。それは物作りや商品販売において真摯でありたい姿勢につながっていますし、父限らず、図工の時間の良さは、全ての子供が主役で表現者で、人からの評価を受ける事を気にせず、没頭したり、気の向くままに作品を創る芸術家であったのではないかと思っているのです。
大人になった今思えば、特にネットショップを運営しているので「人からの評価」=「お金」になってしまっている面は大きいですし、このエリザベスカラーでは評価が良いから逆に問題が改善しにくいことにも直面しました。人からの評価が物事の本質とは限らないのですね。今こそあの子供の時の感性に戻って「お金(評価)」では問題が解決できないことに向き合ってみたいと思ったのかもしれません
技術検品は意外と奥が深いので、技術を落とさないよう日々精進してまいりますね。
Q 特許商品の開発
HAG-rではこの組み立て検品の経験値を活かして、エリザベスカラーを補佐する機能ベルト「ゆるポチくん」を開発する事ができました。これは美しい勝利です。首周りのボタンまわりの機能性をアップする事で、なんと3つの特徴を持ちます。この3つの特徴はそれぞれお客様の声で問題提起いただいたもので、それらを改善や解決したり喜んでいただける商品を作れたことがとても嬉しいです。
ただし、もちろん技術検品は続きます。ここをどのように事業に組み込んでいくか。HAG-rの挑戦は続きます。
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